ところでパン屋のポイントカードを失くしたんだがまともな景品がないので特に問題はない
昼休み、横断歩道の向こうにHを認める。信号が青になると、横断歩道の真ん中程度に位置していたはずのHは、やましさからか大きく端に迂回して歩道を渡った。私は何ら恥じるところがないので直進した。……やましいということはまだ人の心が残っているのか……。今後私がこの会社にいる限り、このようなニアミスのたびに心を乱し続けるほどにはHが善人であるのか、それとも人であることを捨て去るのかは知らぬ。人でなくなれば自身も人として扱われぬ。人であった頃に立ち返るのはほんのわずかな勇気(H語法)なのだが、それすらもHには難しいらしい。かつて友達であった人間が目の前で駄目になって行くのを見るのは悲しいことであり、どうにもならぬことでもある。
iphoneでは写真の転送すら青歯で出来ぬと知り愕然とする。全くもって「使えねぇ」……またH語法が出てしまったああ嫌だ。「使えねぇ」とか「逆ギレ」とか、100%相手が悪であるという念を押さずには不安でたまらぬという強迫的な言葉を使う哀しみを人はもっと知るべきだ。最も病める者とは自らの病みかたに無自覚な者である
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